ブリッジSEとは?オフショア開発の架け橋となる重要人物!

オフショア開発を行うにあたって最も大きな課題のひとつはコミュニケーションです。
まず言葉が伝わらなければ海外への開発の委託はできません。

日本語がわかるエンジニアを探す、自分が相手の言語を覚える、通訳を雇うなどの手段も考えられますが、オフショア開発では『ブリッジSE』となる人たちがいます。

ブリッジSEとは何か?どれくらいの能力があり、雇うのにはどれほどのコストがかかるのか?
今回はオフショア開発で日本と海外の架け橋となるブリッジSEについてご紹介します。

ブリッジSEとは?

ブリッジSEOとは?
ブリッジSEとはブリッジシステムエンジニアの略で、その名の通り架け橋(ブリッジ)となるシステムエンジニアのことです。

ブリッジSEは日本語と委託先の言語の両方を理解しており、仕様書の翻訳など、通訳の役目を果たします。
言語だけではありません。双方の文化や考え方も理解し、日本と委託先が良好なコミュニケーションを取れるように調整します。

また、SEとしてプロジェクトの開発そのものにも関わっています。
仕様やプログラムなど開発の内容をきちんと理解しているので、専門的なことも適切な言葉で相手に伝えることができます。

ブリッジSEの能力の基準は?

ブリッジSEOの能力基準
ブリッジSEは言語や文化、開発の内容まで理解しているので相当ハイレベルな役職だということはわかります。
しかし、ブリッジSEとして依頼する前にどれくらいの能力があるのか知っておきたいですよね。

委託先の国の人をブリッジSEとして配置する場合の基準のひとつになるのが、日本語能力試験(JPLT)によるものです。
JPLTは世界中の日本語学習者が受験しており、日本語の理解度を表す指標になります。

基準は以下の通りです。

N1

幅広い場面で使われる日本語を理解することができる
幅広い話題について書かれた新聞の論説、評論など、論理的にやや複雑な文章や抽象度の高い文章などを読んで、文章の構成や内容を理解することができる。
さまざまな話題の内容に深みのある読み物を読んで、話の流れや詳細な表現意図を理解することができる。
幅広い場面において自然なスピードの、まとまりのある会話やニュース、講義を聞いて、話の流れや内容、登場人物の関係や内容の論理構成などを詳細に理解したり、要旨を把握したりすることができる。

N2

日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる
幅広い話題について書かれた新聞や雑誌の記事・解説、平易な評論など、論旨が明快な文章を読んで文章の内容を理解することができる。
一般的な話題に関する読み物を読んで、話の流れや表現意図を理解することができる。
日常的な場面に加えて幅広い場面で、自然に近いスピードの、まとまりのある会話やニュースを聞いて、話の流れや内容、登場人物の関係を理解したり、要旨を把握したりすることができる。

N3

日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる
日常的な話題について書かれた具体的な内容を表す文章を、読んで理解することができる。
新聞の見出しなどから情報の概要をつかむことができる。
日常的な場面で目にする難易度がやや高い文章は、言い換え表現が与えられれば、要旨を理解することができる。
日常的な場面で、やや自然に近いスピードのまとまりのある会話を聞いて、話の具体的な内容を登場人物の関係などとあわせてほぼ理解できる。

N4

基本的な日本語を理解することができる
基本的な語彙や漢字を使って書かれた日常生活の中でも身近な話題の文章を、読んで理解することができる。
日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話であれば、内容がほぼ理解できる。

N5

基本的な日本語をある程度理解することができる
ひらがなやカタカナ、日常生活で用いられる基本的な漢字で書かれた定型的な語句や文、文章を読んで理解することができる。
教室や、身の回りなど、日常生活の中でもよく出会う場面で、ゆっくり話される短い会話であれば、必要な情報を聞き取ることができる。

ブリッジSEを雇うのにかかる費用

ブリッジSEは高度なスキルを持っているため、他のエンジニアと比較すると人件費は高くなります。
ベトナムオフショア開発の場合、他のエンジニアを一人雇うのに月20万円〜30万円程度とすると、ブリッジSEを一人雇うのには月40万円〜程度かかります。

先述したように、ブリッジSEは言語だけでなく文化も理解し、開発にも携わっています。
円滑なコミュニケーションを取り、最善の開発を行うためにはブリッジSEの存在は欠かせないといっても過言ではないでしょう。

オフショア開発の最大の目的はIT開発のコストを削減することですが、安易にブリッジSEを削減してコストカットすることは損失を招くかもしれません。
コミュニケーションがとれず開発が滞ることは避けたい事態です。

ブリッジSEはオフショア開発の要

これからオフショア開発を始めようとしているならば、ブリッジSEへの考慮に注力してもいいでしょう。

ブリッジSEの腕次第で開発そのものが左右するといわれることもあります。
オフショア開発の中で費用がかかる部分でもあり、むやみに採用してもコストパフォーマンスが低下する場合ももちろん考えられます。

やはりブリッジSEはオフショア開発に必要な存在です。
能力や開発費用などをじっくり考えて、円滑なコミュニケーションの元で最善の開発を行いましょう。

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エンジニアになるため大学でITシステムの関連を勉強しているベトナムのホーチミン出身「リエン」です。
オフショア開発やベトナムの魅力をお伝えできるよう、がんばります!

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